KANTA CANTA LA VITA

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2005年 07月 17日

ある好角家の夢

僕は相撲が好きで、場所中は力士たちの取り組みや星数が気になります。今場所も、大横綱の仲間入りをした朝青龍の快進撃ばかりがどうしても目に留まりますが、白鵬や黒海など若手もがんばってますし、ベテラン若の里も存在感示してますし、何より期待の岩木山が元気なので中日以降がとても楽しみです。

そんなこと考えながら眠りについたせいか、昨夜は相撲の夢をみました。

とある社員寮風建造物の前。全てのベランダに、大小さまざま大量の洗濯物がはためく。入り口で迎えてくれたのは、場所中はなかなか見る機会のない、ひげもじゃ短パン姿の高見盛関。よくわからないが歓迎ムードで、「いやあ、待ってたよ。」とか何とか言っている。彼の後について建物に入ると、男子学生寮よろしくものすごい汚さ猥雑さ、建物はいつの間にか京町屋風の木造建築に変わっている。戸惑う僕を尻目に高見盛関はずんずん進み、全てが最初から決まっていたかのように裏口から建物の外に出る。「そろそろ来る頃だよ。」と彼は言う。晴れ渡る空とさわやかな風が心地いい。異様に大きなランドクルーザーが現れ、その運転席には、よく言われる優しい人柄からは想像もできないラフで悪ぶってる琴ノ若関。威風堂々たる貫禄である。僕はその迫力に圧倒され、身動きがとれない。突然、車の中からマウンテンバイクに乗った力士が現れる。髪はまだ髷を結えないくらいの長さで、顔は栃乃洋関である。高関が言う。「期待の新人なんだ。」確かにその若者は若者らしく快活で明朗で押さえ切れんばかりの力に満ち満ちているのがよくわかる。くたびれた高関、悪ぶった琴関とは別次元の生き物に見える。「しかしな・・・、」琴関が重い口を開き、何処からか取り出した新聞を僕に見えるようめくる。彼が指差すその先には、その若者の死亡記事がある。「でも彼は・・・。」僕は言葉を失う。拍車をかけたかのように躍動的なその若者は、飽くことなくマウンテンバイクを乗り回している。不自然なほどにアクロバティックに、何も知らないかのようにエネルギッシュに・・・。

若干暗示的といえばそうなのかもしれないです。高見盛は初日に豪風の張り手で脳震盪を起こし膝から砕け落ちる失態をさらしてグダグダぶりを発揮しましたし、栃乃洋は二日目不戦敗三日目から休場してます。では、あの悪そうな琴ノ若は何だったのでしょう。現役最年長の彼は、僕とは同郷ですし、膝に爆弾を抱えながらそれでも若手に「相撲取りとは何ぞや」を示そうと体に鞭打って闘い続けています。その彼がワルだなんて。今場所後に引退でもするんじゃないだろうなあ。

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Now playing:
"甘い予感", by 井上陽水, アルバム『Queen's Fellows~yuming 30th anniversary cover album』より
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by kantacantalavita | 2005-07-17 00:52 | 親愛なる日記 | Comments(0)


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