KANTA CANTA LA VITA

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2006年 04月 03日

大家から出された「妥協案」について⑦

4月22日までにこの家を出て行くと伝えてしまった後で、すっきりした気分と同時に当然寂しさも感じました。基本的に定住志向ですので、本当はあっちこっちと動き回りたくありません。ただ、安住の地を求めての移動は仕方ないと思います。そう考えているとは言えやはり、3ヶ月かけて居心地良くした部屋を離れるのは残念なことなのです。

そのとき彼女は何を考えていたかは知り得ませんが、しばらく黙った後で、「じゃあ、次の人を探さなくっちゃね。」と言ったところを見ると、どうやら僕をこれ以上引き留めるつもりはなさそうです。ただ気になるのは、そう言った後でほとんど独り言のように、

「じゃあ、壁塗りをしてくれる人も探さなくっちゃ。」

と言ったことです。

「出て行くとは言ったけど、手伝いはするよ。」

「いいえ、そういうわけにも行かないでしょ。まあ、また後で考えましょう。今日はもう休むわ。お休み、Canta。」

そういった彼女の顔には、あの「ギラ・ニヤ」とは違う穏やかな微笑みが浮かんでいました。




それにしても。

おいおい、もう一回言うけど、僕は22日に出て行くんだよ。10日に準備して次の日の午前中に作業するって約束だろう。お金稼がせてくれよ。臨時収入にかなり期待してるんだぜ、こっちは。てすると何か、壁塗りもやはり引き留め策だったってことかい?ねえ、そりゃないぜ。その金で買うものまで決めてしまってるんだよ。頼むよ、働かせてよ。働かせてくれるなら、この家に残ってやってもいいんだぜ。
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by kantacantalavita | 2006-04-03 19:14 | 親愛なる日記 | Comments(0)


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