KANTA CANTA LA VITA

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2006年 09月 09日

名画座 本日のプログラム『自転車泥棒('06/イタリア)』

今日は見ているだけでもドキドキするような夕立がありまして、ボローニャの旧市街地では雹まで降ったらしいです。幸運にも本格的に降り出す前に帰宅していたため濡れることもなく、部屋のベランダから辺りが霞むほどの土砂降りを他人事のように眺めていました『KANTA CANTA LA VITA』です。ところがその雨もすっかり上がり、雨後の涼しさが部屋に入り込むようになった今も、冷たい雨が僕の心に降ってまして、「君」のこと以外は何も考えられません。それは良いことでしょうか。行かなくちゃ、君に会いに行かなくちゃ。傘がない。

僕は『「自転車泥棒」作品論』という題目で卒業論文を書いたんですけど、副担当教官の「映画批評としてはこれでいいとは思うけど・・・。」という言葉の雄弁な「・・・。」が示すとおり、どう転んでも「論文」と呼べる代物ではなく、担当教官の「まあ、CANTA君は大学院にも行くことだし。」の無意味なはずの「まあ」が意味も深々に語るように、情けない成績で大学を卒業したという経緯がありまして、自らがイタリア語を志すきっかけとなった『自転車泥棒』について何がしかを書くことによって、ひとまずのけじめをつけようとした試みは無残に砕け散りそのうえで今に至るわけで、そんな身であるために『自転車泥棒』とは我が自分史においては欠かすことのできない1本なのです。

脈絡のない前置きが長くなりました。ええと、端的に申し上げますと、自転車を盗まれました。

友人宅で食事をして、出てきたら、引き千切られた錠前だけを残して、もう彼女の姿はそこにはなかったのです。

e0017332_7295583.jpg面白おかしく書いて気を紛らそうとすればするほど、文章は一人歩きをしだして、涙でびしょびしょに濡れた心だけが後に残されます。今日はもう寝ます。

全然楽しくないですけど、タグ「悲劇は楽し。」に入れておきます。
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by kantacantalavita | 2006-09-09 07:10 | 親愛なる日記 | Comments(0)


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