KANTA CANTA LA VITA

forsecanto.exblog.jp
ブログトップ
2006年 11月 27日

イタリア人とイタリア料理を(シチリア人とシチリア料理を)。

得意料理はポルチーニのリゾットです『KANTA CANTA LA VITA』です。でも「本物」を食べたことがないのでイマイチ自信がありません。

昨日今日と続けて
同居人マウロのご両親が我が家に遊びに来て
まあ得意か不得意かと言われれば
友人であれ恋人であれ兄弟であれ
その両親と時間を共に過ごすのが得意ということがないので
昨日は何とかごまかしたものの
今日は一緒に食事をしようということになって
さすがにごまかしきれなくなって同席をしたのだけれど
面白かったのは彼らは食事の時間中
ずっと食事の話をしていたこと

お母さんが作ってくれたpasta al forno(パスタのオーブン焼き)を食べながら
カラブリア以南(人はそれをシチリアと呼ぶ)におけるパンの美味しさについて語り
コロコロハンバーグとジャガイモのオーブン焼きをたべながら
マウロのおばさんでありお父さんのお姉さんのジャガイモ料理を賞賛し
シチリアから持ってきてくれたデザートを食べながら
昨日彼らが食べたお肉料理にまつわる笑い話が披露され
恥ずかしながら僕の淹れたコーヒーを飲みながら
親戚の誰かが作ったジャムのなめらかさのその脅威について物語る

飽く迄出された料理はうまく
飽く迄供される話題はうまそうである

パンについての議論は特に面白くて
お母さんはパンの食べごろについて
独自の理論(曰く、一番美味しいのは焼き立てではなく次の日らしい)を展開し
お父さんはシチリアのパンができてから10日経っても美味しいことを誇らしげに語り
その息子であるマウロは
ある日偶然、自身の失敗から発見したパンの保存方法について
若者らしく大げさな身振りと効果的な効果音を交えて
みなの笑いを誘う
お母さんはさらに続けて揚げパンの話を持ち出し
同居人イレーネは幼かりし時の思い出と共に身を乗り出し
マウロは幼かりし時の海で食べたパニーノ(サンドイッチ)を思い出し
お父さんは相変わらず金色に輝くシチリアのパンが誇らしげで
僕はにこにこ相づちを打ちながら二杯目をお替りをする

物静かな夫婦に見えたマウロのご両親も
興が乗るにつれイタリア語から最南イタリア語へと
ごく自然にシフトしていく様もおもしろくて
マウロに「こんなの食ってお前は育ったんだね?」と聞くと
「毎週日曜はこれさ」と答える
お父さんが口を挟んで「月曜はその残り物さ」

僕は思いがけず楽しんだことに大いに満足して
昼寝というには遅すぎる午睡につく
[PR]

by kantacantalavita | 2006-11-27 02:36 | 親愛なる日記 | Comments(5)
Commented by horigome at 2006-11-27 09:54 x
ポルチーニのリゾットがおいしそうすぎて後の文、うわの空で読んでしまいました。おいしそう〜
Commented by kantacantalavita at 2006-11-27 21:35
horigomeくん、乾燥ポルチーニをビンに詰めて保存してるんだけどね、そのふたを取ってびっしりポルチーニの詰まったそのビンを、顔(鼻先)でふたをするんだ、天国へ行けるよ。
Commented by ecaep_dlrow at 2006-11-28 02:23
失敗から発見したパンの保存方法
ってのがものすごい気になります・・・
エレーネ・マウロによろしくお伝えください!!
Commented by kantacantalavita at 2006-11-28 19:09
ecaep_dlrow、ありがとう。
うん、なにやら小旅行の前日に食料の買出しに行って、慌ててたので何から何まで冷凍庫に放り込んでしまったらしいんだ、で旅行から帰って冷凍庫の奥でなぜか凍ってるパンを見つけて愕然としたらしい(身振り)、食に対する飽くなき好奇心から焼いて食ってみたら(手振り)なんと美味いこと(効果音)、うまいものを食べる時の効果音を表現できなくて申し訳ないが、つまりはそういう話さ、僕の恋人はいっつもやってるけどね。
Commented by ecaep_dlrow at 2006-11-29 01:11
ちなみにうちのおかんもやってますw


<< 2006/11/27 月曜日      2006/11/23 木曜日 >>