2007年 01月 16日
前の滞在許可証が切れてから90日の猶予期間内に何とか更新申請ができました。何も知らずに2月1日の「幻の予約日」を待っていたらとんでもないことになるところでした。『KANTA CANTA LA VITA』です。情報くれた皆さんありがとう。 キットが手に入らないという状況も僕が探し始めた頃(先週くらい)がピークだったのか、今は最寄の郵便局にも置いてあるようでした。 驚いたのはあの封筒を求める、あるいはすでに持った外国人が郵便局にうじゃうじゃいるということです。ボローニャのはずれのそれほど大きくない郵便局でこれですので、一体どれだけの人が滞在許可証の新規申請と更新申請をしようとしているのか、見当もつきません。そうですよね、以前存在した(大いに踊らされた)更新の予約が3ヵ月後なんてコトがありえるんですから。僕が提出を終えて、残りの書類を整理している間に、4人が提出のために並び、2人がキット入手のために並び、2人の女の子と話をしました。 まず提出が済んでの最初の感想は、先の女の子も言ってましたが、「まったくわからない」。まあ、説明をそこそこ読めれば全くわからないことはないのですが、書類の説明が弱いのと甘いのと緩いのとで、あれは記入ミスがどっさり出るんじゃないですかねえ。記入しなきゃいけないところなのか、そうではないのかが曖昧なため、不要なところに記入してしまうミスは僕もしてしまいました。漏れてるよりはいいかとは思いますがどう転ぶかは同じく見当もつきません。 で、なにやら、審査が進むと自宅に郵便が届くらしく、それと写真を持ってどこか(大方comuneかquartiereでしょう、発行されるならどこへでも行きます)に行ってめでたく滞在許可証の受領らしいです。知らせの郵便は早く届くに越したことはないですが、嫌な返事(可能性がないとも言い切れない)だと困ったことになるので、半年くらいかけて審査してくれれば良いなあとも思います。国外への旅行はかなり厳しくなってきましたけど、イタリアで勉強しろとの啓示と受け止めています。 郵便局は人が多くて、正常な精神でなかったのも悔やまれます、もう一度確認しておけば。本当に大丈夫かなあと今頃になって心配になります。 これからの方々は、くれぐれも不備のないよう、確認に確認を重ね、郵便局では担当者の勢いに巻き込まれず動かされない山のような心持で挑んで欲しいです。彼らが確認するのは、更新の方なら今手元にあるペルメッソのコピーとパスポートのコピーだけです。それ以外は目もくれません。それ以外の学校関係、保険関係、お金関係、冊子は、より慎重さが求められるはずです、漏れがあって痛い目に遭うのは、私たちなのですから。例の「裁量」で、記入方法を教えてくれる人もいますが、彼らを極力あてにせず、窓口ではもう出すだけ、という風にしておくのがベストです。僕は複数ページに及ぶ書類はホチキスでとめて、最初のページに何の書類なのかの説明までつけました。乱雑なものが多い中で、担当者がわかりやすさに気を良くしてくれたら、もうけですからね。その辺のつけいる隙は、感じられました。感じられただけですけど。 ああ、こんなこと書いていたらどんどん不安になってきました。制度が変わったばかりということもあって、見通しがつかないことがこんなにも不安にさせるなんて。不幸な時期の不幸な更新だったのでしょうか。いつ来るとも知れない郵便を待つ苦しみ。(本当に郵便だったかという不安。)最初の壁のキット入手、その次の壁の提出が済んだのに、嫌な気分です。分けて欲しい方がいらっしゃれば無料で配れるくらいに暗い気持ちです。増幅された根暗。 あ、経費は、marca da bolloが14,62ユーロ、郵便局で58,50ユーロでした。封筒の重さを量っての値段ですので、提出書類の数が多くて封筒が重くなると料金は加算されるかも知れません。 おっと、受け取り確認書がペルメッソの代わりになるのですが、今それを見たら、住所欄のBolognaがBolognになってました。あがり症なのです。人生うまくいかないタイプです。 ああ、大好きな霧もこんな日は肺の中に重く居座ります。 では。
by kantacantalavita
| 2007-01-16 19:17
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イタリアのお宝発掘集団『大阪ドーナッツクラブ』。人呼んでODC。シネマテークについてのコラムを担当してました。 大阪ドーナッツクラブ公式ブログ(代表によるブログ) 『Kanta Canta La Vita』が所属する上記「大阪ドーナッツクラブ」の代表で、FM802DJポンデ雅夫のブログ。 かのうとおっさんの「ああ密談」 大阪ドーナッツクラブメンバー有北クルーラーのもうひとつの顔。 映画保存協会 日本の映画保存のある部分は、この協会が支えています。 アトリエ・マニューク 映画と映画保存とその周辺(例えばビールとか俳句とか)について書くならば僕はこうしたい、それがこのHPにあります。 赤海老ログ 本職は歌手なのに、僕にとっての彼ら二人はワインの先生です。Colli Bolognesiを共有(共憂)をしてます。 C'è profumo 日本人音楽家の多いボローニャにあって、飲み会でしか会ったことがない友人yukaちゃんのHP。ピアニスト。 ホームムービーの日 NEWS 今こそ8mm。景色を映しただけで映画になる国、イタリアに8mmカメラを持って行きます。 The Internet Movie Database 誰が呼んだかIMDb、えらく重宝します。フォーマット検索とかは最近かなり気に入ってます。 all cinema ONLINE 映画検索に重宝してます。日本語表記はあてにならない場合もあるので注意が必要です。 チネテカ・ボローニャ Cineteca Bologna。ボローニャのシネマテークです。当ブログのカテゴリー『Cineteca Bologna』はこのシネマテークの当日の上映プログラム(概ね日本語)です。 ボローニャの映画館情報(2torri.itより) チネテカ以外の映画館情報。ボローニャにはこんなにたくさん映画館があるんです。 ボローニャの図書館検索 ボローニャには相当数の図書館がありますので、映画という19世紀以降の芸術を研究する僕のような学生が探す本は大抵見つかるはずです。 イタリア国立映画博物館 Museo nazionale del cinema。トリノ。2006年8月に聖地巡礼的に訪れた際には、その建物(モーレ・アントネッリアーナ)の頂上でエレベーターが作動しなくなり、急遽ヘルメットをかぶって徒歩で地上に降りるという映画的に稀有な体験をしました。 チネテカ・イタリアーナ Cineteca italiana。ミラノのシネマテーク。「見せるための保存」を目指しているとのことで、近年新しい上映室が増設されたようです。その名に「イタリア」を冠していることからもわかるようにその歴史はボローニャのそれよりずっと古い。 チネテカ・デル・フリウリ Cineteca del Friuli。北イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州ウーディネ県ジェモナにあるシネマテーク。このブログでも報告したポルデノーネ無声映画祭はこのシネマテークが中心になっています。イタリア国内に5つあるFIAF加盟団体の中では最もマイナーなイメージがあるが、実は違いそう。行ってみたい施設のひとつ。 チネテカ・ナツィオナーレ Cineteca nazionale。ローマにある映画実験センター。国立の映画学校で、そのシネマテークはローマのど真ん中トレヴィの泉近くにあるとか。ミラノ、ボローニャ、ローマ間では上映用のフィルムのやり取りが多いように感じてます。 東京国立近代美術館フィルムセンター 日本におけるシネマテークとは何か?考えてみます。常設展や特別展は、何時間でも過ごせます。 シネマテーク・フランセーズ Cinémathèque française。説明無用(?)、世界中のシネフィルの聖地シネマテーク・フランセーズ。2005年、多くの映画人が通ったシャイヨー宮からベルシーに移転し新しい建物になりました。写真を見た限りですが、ものっすごくきれいみたいです。住みたい。 ドイツ映画博物館 DEUTSCHES FILMMUSEUM。フランクフルトにある映画の博物館(そのまま)。ドイツ語も勉強しますか。ドイツと言えばムルナウ財団は、ボローニャのシネマテークの上映でもしばしばその名前を目にします。 オランダ映画博物館 FILMMUSEUM。アムステルダムにある映画博物館。上記ドイツ映画博物館と一緒に訪ねてみようかと計画中。学生でも6.50ユーロ、会員でも4.50ユーロとはちと高いか。(英語あり) Antonio Pignottiコレクション 2006年の「ホームムービーの日(in Italia)」で映写機などの展示をしていたコレクターの方です。いつの間にかリンクしてくれていたので、晴れて初めてイタリアのHPと相互リンクになりました。(イタリア語) Planet World 大阪梅田のシネマテーク。大阪にプラネットありと謳われた「生きた」伝説。 Planetary Film Archives 上記プラネットのフィルムアーカイブです。資料整理のお手伝いをしました。 internet bookshop ITALIA イタリアの本が買えます。バカンスシーズンやその前後を除けばかなり信頼度は高いです。送料も高いですけど。 日本の古本屋 現実世界での古本屋めぐりも好きですが、電脳世界のほうが欲しい本がみつかったりします。 comfm.com イタリアのラジオがネットで聞けます。生のイタリア語を欲してる方にはお薦めです。 RADIO MARGHERITA イタリアのポップミュージックを新旧問わずに流しまくる秀逸なHP。ホームの下のところにある「Ascolta Radio Margherita (マイクの絵)」をクリックすると、Windows Media Playerで聴くことができます。 NHKラジオイタリア語版 その日のニュース約5分と曜日ごとに決められたテーマ約10分をイタリア語で聞くことができます。他の言語もあり。イタリアのラジオに比べ、音声が安定しているように思えます。 Consorzio Vini Colli Bolognesi ワインは全く無知に等しいですが、なぜかしら「おらが村主義」は大切にしていたいのです。日本で一番「ボローニャの丘」について詳しい人になりたいです。「ボローニャの丘」ワイン協会のHP(伊語or英語)。 大相撲 がんばれ力士。 インターネットでモンドリアン こういうのも好きです。 氷温熟成 Bravo! KANTA このビールを評したずっと年下の女の子曰く、「苦味の奥に甘さがある」。ううむ。僕のことを言ってるのでしょうか。 Google日本 何かと便利。 Wikipedia Japan 何かと便利。 以前の記事
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