KANTA CANTA LA VITA

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2007年 05月 02日

楽隊が去った後。

休日明けの静かな午後、『KANTA CANTA LA VITA』です。

遅い昼ご飯の準備をしていた数時間前、家の外を、旅をしない旅芸人、流れない流浪の民、奏でる自分たちが一番楽しんでいる音楽隊が通り過ぎていきました。いわゆるジプシー(ロマ)なんでしょうけど、月に一回くらいああして数人のグループになってやってきます。バルカン半島を想わせるクストリッツァ的なその音楽は、あるはずもない郷愁を誘います。遠くで聞えるラジオの歌謡曲、四半世紀前にぶら下がったままの母の歌声。

原色のロングスカートを履いた女の子も、片言のイタリア語を記した紙を手に物乞いをする老人も、どこへ行ったのでしょうか。毎日抱く子が違うファットママも、陽気で無責任な午後の楽隊もどこへ行くのでしょうか。

あるいは今度は僕が「過ぎ行く」のかも知れません。僕はどこへ行こうとしているのか。イタリア的ではないイタリア的な風景が、あるいはいつの日かイタリアへの郷愁になる、そんな場所へ、夢の中へ。あ、いや、ただ眠いんです。
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by kantacantalavita | 2007-05-02 23:47 | 親愛なる日記 | Comments(0)


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