KANTA CANTA LA VITA

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2005年 09月 05日

たまにはのんびりと。

台風の影響か、しとしといつまでも降り続ける雨の中、今日は京都の吉岡映像設計事務所に、知人に頼まれていた8mmフィルムのテレシネDVDを受け取りに行ってきました。スタッフの方々にイタリア留学の準備の進捗状況を聞かれ話しているうちに、内容がどんどん愚痴っぽくなってきたので、逃げるように帰って来ました。

とは言ったものの、急いで帰ってもやることはないので、いや、なくもないのだけれど、何も考えずに煩わしいこと一切を忘れて本を読む時間が欲しくもあり、河原町から特急ではなく急行で帰ることにしまして、案の定、急行には人影もまばらで、ゆっくりと井上ひさしの『吉里吉里人(下)』を堪能することができました。

とは言っても、それも出発から15分くらいでして、と言いますのも、まだ少々痛む首をぐるりと回した拍子に車内ポスターのひとつに目を奪われまして、そのポスターというのが、「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」なる企画のもなのですが、近頃の僕の目は「イタリア」の4文字に過剰に反応し、ひとたび、その文字が目に飛び込むや、僕の意識はイタリアに飛んでしまうわけで、まして今回は「イタリア」のみならず「ボローニャ」のおまけつきでして、そうなると僕の意識はイタリアに飛ぶだけにとどまらずすっかり向こうに居ついてしまうわけでして、おいおい、なんのためにこのユックリ電車に乗ったんだと少々痛む首をさらにもう一周させ意識と視線と井上ひさしの『吉里吉里人(下)』に戻しました。

とは言っても、それも上牧駅までで、そんな駅が阪急京都線にあったのも知らなかったのですが、普段は留まらないその駅を出発してまもなく僕の名前を呼ぶ声にふと視線を上げますと、そこには大阪十三にあります第七芸術劇場の女性映写技師さんで、会うたびに興味深い話を聞かせてくれる彼女にはイタリアに行く前に一度会ってあいさつしておきたいなあと思っていたところでのこの上なく偶然の再会でして、ついついイタリア留学の準備の進捗状況を話し始めて例によって愚痴っぽくなってしまい、彼女の近況をちょろっと聞いただけで彼女は乗り換えのために下車してしまい、なんで自分の話しばかりしてしまうのかと自分を責めたその駅はすでに降りる駅の前の駅という始末。

とは言っても、たまたま乗った(えらく遅い)急行列車で、新たなイタリア情報と会いたかった人に逢えたのは、すごくうれしいことでありますし、なにより、結局意識はイタリアからほとんど離れなかったわけですが、それすなわち今は何にも増してイタリアに行くことだけを考えて息を抜いたりせず留学準備をわずらわしいと思ったりせず忘れるならイタリア以外の一切にするようにしてがんばらなければなあと気分を新たにした41分間のでした。
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by kantacantalavita | 2005-09-05 22:10 | 親愛なる日記 | Comments(0)


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