KANTA CANTA LA VITA

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2006年 04月 29日

もうここまで来たら勢いなのである。

勢いである。
あるいは間違った方向に僕を運ぶ波かもしれないが、この波には勢いというものがある。

研究テーマについての収穫がローマで見込めなくなった今でも、今週末はまたローマである。
来週末もローマである。

ただ勢いはある。

何か知らん、勢いを感じていたい『KANTA CANTA LA VITA』でした。
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by kantacantalavita | 2006-04-29 03:25 | 親愛なる日記 | Comments(7)
2006年 04月 27日

ローマ。

イタリアに抱いていた不信感をローマで深めてきました『KANTA CANTA LA VITA』です。

ローマ第3大学での授業に参加しました。しかし、僕の受けたかった授業内容ではなくなったことを知りました。僕がぼんやりしていた訳でも、僕の研究対象についての授業があることを教えてくれた友人が嘘をついた訳でもありません。事実、その授業に来た80%くらいの学生がその授業内容の変更を知りませんでした。あああ。

打ちひしがれていますので今日はこれまで。
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by kantacantalavita | 2006-04-27 22:03 | 親愛なる日記 | Comments(3)
2006年 04月 25日

初めての共同作業。

21時を廻りようやく辺りがすっかり暗くなったボローニャから『KANTA CANTA LA VITA』です。

今日になって初めて、新しく共同生活をする3人が新しい家に集いまして、まずは手始めにという感じで台所、否、清掃済みのはずなのに恐ろしく汚れている台所の掃除を一緒にしました。新しい同居人はボローニャ歴の長いシチリア出身の28歳の女の子イレーネ(IRENE)とシチリアはメッシーナ出身の25歳の男の子マウロ(MAURO)です。そう、どちらもイタリア人であることは言うに及ばず、シチリアに起源を持つ、そんな2人との共同生活です。なぜ清掃済みの台所があそこまで汚れているのかは、ここがイタリアだからという答えを与えることによって解決するとして、そんな台所も20代も後半に差し掛かった立派な大人である僕たちの手にかかれば、サルの木登り、鯉の滝登り、ちょちょいのちょいです。

うそです。午後中、それしかできませんでした。

この5ヶ月の怠慢が祟って、2人(特に男の子はそうなのですけど)が話に夢中になって早口になると、自分でもびっくりするくらいに何を言ってるのか判りません。シチリア方言でしゃべってる訳ではない、にもかかわらずです。困ったものです。

面白かったのは、マウロが「おれ、日本語は単語ひとつしか知らないなあ。」というので聞いてみると、

「ゲツヨービ」

いやいや、唯一知っている日本語が「月曜日」だなんていう外国人(日本語を母国語にしていない人)はそうそういないのではないでしょうか。続けて、

「『ケツ喰らえ。』って意味だろ?」

というので笑いが止まりません。曰く、ローマに住む彼の同郷の友人(♀)が教えてくれたそうです。ノーノー、月曜日という意味だよと言うと、それこそ訳のわからないことを物凄い勢いでわめきだし、自分の部屋に戻ってしまいました。かと思ったら、携帯電話を持ち出し、「日本語で『ケツ喰らえ。』と言ってくれ。」と言う始末。そして実際、呼び出し音のなる携帯電話を渡すからたまりません。イタリア語(事実この国には悪い言葉があふれていまして、それだけを使いながら映画が撮れるのではないか知らん)に限らず、日本語でも悪い言葉は使いたくないのです。困ったのでマウロになり切って「よう、元気か?うん、俺は元気だよ。」などと言っていると当然マウロでないことは彼女にもすぐにわかって、どうも手詰まりになったので言ってやりました。

「ゲツヨービ。」

「なに?・・・、ああ!!あっはっは。」

やはり彼女の悪巧みだったようです。聞けば、「日本人ってきちんとしてるから悪い言葉があんまりないのよ。困っちゃったからそれを教えたの。」

ねえ、他にもあるでしょう、いたずらするにしても。いくら「イタリアに較べて」悪い言葉が日本には少ないにしても。恐らくマウロは、その言葉をしっかり覚えていたことから判断して、僕以外の少なからぬ人間にそれを繰り返したのではないでしょうか。

「ゲツヨービ。」


にしてもそれを完全に鵜呑みにしているマウロもなかなかかわいいヤツです、あの早口さえなければ、ですけどね。

何だか最近ピリピリしていたのがバカバカしくなるくらいに穏やかな一日でした。思ったことが思うように進まない国、願ったことが願ったようには叶わない国、そんなイタリアですが、いざここに身を置くと、それでもいいかあ、何て考えてしまうから不思議です。思うように進まなくなったとき、また願いが叶わなかったときにまた、その時どうするか考えれば良いのです。決して便利ではないですけど、抜け道や裏工作にあふれ、本当に困ったと思ったときでもそれが決定的でないという点では、あるいは生きやすい国なのかも知れません。

かと思ったら、ほとんど諦めかけていた洗濯機が、昼に家に帰ったらすでに届いていたり、それを設置に来たおじさんも金も取らずに帰って行ったりと、本当に理解に苦しむ魅力的な国です。


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Now playing:
"goin' to the river", by fats domino, アルバム『ANTOINE FATS DOMINO vol.2』より

明日からローマです。
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by kantacantalavita | 2006-04-25 05:19 | 親愛なる日記 | Comments(1)
2006年 04月 24日

リンク追加。

e0017332_3142624.jpgColli Bolognesi(コッリ・ボロニェージ=ボローニャの丘)ワイン協会のHPをリンクに追加しました。

「うまくて安いワインは他に山ほどあるのになぜボローニャにこだわるのか」

呑み続ければ、あるいはその答えさえも見つかるかもしれません。

飲んだワイン(もちろんcolli bolognesi限定)の裏ラベルのコードを入力すると飲んだワインの詳細がわかります。


・・・あんまり重要ではないですかね。
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by kantacantalavita | 2006-04-24 03:10 | 追加・更新・変更・リンク | Comments(2)
2006年 04月 24日

リセットなんてそう簡単に出来やしない。

気がついたら今日は13時間も寝てました、知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでいたのでしょうか、久しぶりに「熱の花」もこさえてます『KANTA CANTA LA VITA』です。

何となく昨日は新しい部屋で寝たくなくて、友人宅で寝させてもらいました。数少ない友人の一人であるmag(メス猫)の家です。明け方、腹を空かせると机上のものをばたばた床に落としたがる傾向にあるmagは、見事に冷蔵庫の上のワインの空き瓶をぶちまけてくれましたが、それさえも気にせず寝てました。13時間も寝るということは日本でもほとんどなかったことなので、やや自分の体を心配しております。

やはりイタリアにおける僕の生活の中心は「映画」であるということで、今晩はこれから"Arrivederci amore, ciao"という最近のイタリア映画を観てこようと考えております。タイトルを訳すのは難しい作業ですが、誤解を恐れずあえて大胆に訳せば、『さようなら愛する人よ、また逢う日まで』とでもしておきましょうか。伊題に並ぶイタリア語の単語だけを見るとこの上なくイタリア的です。再スタート一本目の作品としては良いかもしれません。最近は映画さえまともに観ておりませんでしたから。見てるけど観てない、ということです。

4月は、アルコールの量に反比例して観る映画の数が減ってくるという、典型的な「ダメ月」になりそうです。

書くこともいつもに増して支離滅裂ですな。これが今の私の記録です。あまりに「私的」で、ややうんざりしますが、これが今の私の記録なのです。

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Now playing:
"古い日記(DYNAMITE SOUL MIX)", by 和田アキ子, アルバム『ダイナマイト・パレード』より

あの頃は、なぜか知らん・・・。
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by kantacantalavita | 2006-04-24 02:40 | 親愛なる日記 | Comments(0)
2006年 04月 21日

さて、これからなにをしようかしら。

引越しのみならず大家や同居人アメリカ人との関係まで「済ませて」きまして、大家は相変わらずなんやかんやと叫んでいましたが、そんな遠吠えはこの5ヶ月で溜め込んだ物々と一緒にゴミ箱にぶち込んできました『KANTA CANTA LA VITA』です。少々言葉が汚いですね。ビールを引っ掛けながらの投稿です。

アメリカ人の女の子(彼氏は今、イスラエルに帰郷中。)とはもう少し別れを惜しむ用意はしていたのですが、大家のおばさんが常に間に入ろうとして叶わなかったのはやや残念です。同居人カップルののんきな笑い声と笑顔には少なからず救われたこともあるので、その礼くらいはしたかったのです。まあその想いさえも今は過ぎ去った過去になってしまいました。

大家が何か言いたげだったのが唯一気になるのを別にすれば非常に静かに別れを完遂できました。彼女が自分のものにしたいと思っていたローズマリーを持ち出した時にあまりの興奮からか、

「あなたは危険よ!!滞在許可証の無効化を申請してくるわ!!」

というようなことを叫んでいて、やや慌てましたが、その不安も恐らくクリアできたようです。そうなのです。基本的に僕は何一つ悪いことはしていないし、どちらかと言えば、彼女にとっては優秀すぎる間貸し人だったはずですし、何より申請せずに家を貸している彼女のほうが警察沙汰になってしまうと困るのではないでしょうか。

「俺に任せておけ。」

僕がそう言うとおとなしくなりました。僕だっていつまでも彼女との関係(法的には僕は今のところ彼女の「客人」という身分です)は続けていたくないのです。




さてさて。来週から週2日計4週間、ローマ第3大学で開講される「イタリア映画史 ~チェーザレ・ザヴァッティーニ論~」という授業に参加します。久しぶりにアカデミックな活動をします。その間、2週目には日本からパートナーがやってきて引越しが落ち着いてはいないであろう新居で数日一緒に過ごします。そんなこんなしてるうちに、5月末の「映画学」のテストの準備を出来ればして、来期の滞在許可証の更新に備え、テストは6月1週目でも良いのですが済ませるものならさっさと済ませてしまいたいのですし、6月末には大学が終わってしまい、ボローニャ人の恐れる夏がやってきます。勉強の夏です。これを逃したらもう次の冬が来てああだこうだ言ってる間に帰国、なんていう事態もないとも言えませんので、大事な夏になりそうです。日本でもエアコンなしで生きてきたので何とかやってみます。

口で言うのは簡単だし、ブログに書くのはさらに簡単です。さてさて。「家が落ち着かないんだよ。」なんて言い訳はもうできませんし、したくもないのです。
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by kantacantalavita | 2006-04-21 20:01 | 親愛なる日記 | Comments(0)
2006年 04月 21日

今晩が最後のVia Eleonora Duse

天気にも恵まれ、復活祭という時期にも恵まれ、古い部屋と新しい部屋の立地にも恵まれ、滞りなく、ほとんど滞ることなく引越しを済ませた『KANTA CANTA LA VITA』です。

明日、あと一往復自転車で行き来すると、全ての荷物が完全に引っ越されます。良いところでした。Via Eleonora Duse。これが僕の住んでいた旧住所です。きれいなフロア、熱いお湯、完備された台所、広い部屋、近所のスーパーマーケット、控えめなゴキブリ。言うことなしの物件だったんですけどね。少し長く居すぎました。自分から探すことなく見つかった家に甘えすぎてました。その結果としての大家とのイザコザ。繰り返しますが、復活するには良いときかもしれません。


あ、古い家の名残惜しいもののひとつに、歩いて40秒のところにある『王様のジェラート』というジェラート屋があります。いまさら言葉で語るのも寂しさを募らせるだけですので画像で勘弁を。

e0017332_5585181.jpg




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マグに噛まれた右手人差し指が痛みますのでこの辺で。

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追記:古い画像の整理をしながら過去の文章を読み返してみましたが、極めて一部ではありますが我ながら面白いこと書いてるなあというのが幾つかありました。ホームページの右側、ずっと下のほうにあった月別の表示『以前の記事』をメインメニューの下に移動してみました。。ここから過去の文章が探せます。暇な方はお試しあれ。

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Now playing:
"straight, no chaser", by thelonious monk, アルバム『STRAIGHT, NO CHASER』より

このアルバムには、瀧廉太郎の名曲『荒城の月』に着想を得た『japanese folk song』という曲が収録されています。小学校の音楽の本に載っているような日本の音楽の典型みたいな曲がJAZZになってます。自分をジョン・レノンかと思っていたら実は瀧廉太郎だった男がいます。

JAZZとはなにか。
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by kantacantalavita | 2006-04-21 05:59 | 親愛なる日記 | Comments(4)
2006年 04月 19日

これがイタリア!!

深刻になり過ぎる傾向から抜け出してしまえば、これほど「イタリアを満喫(非常に局部的であれ)」できることもないのではないのではないか知らん、そう思うようにしている『KANTA CANTA LA VITA』です。

忘れてました。何でも楽しむことを信条としていたはずです、神経質に手を震わせたり、甘い物を欲してみたり、「肉体的苦痛」とか言ったり、チャンチャラおかしいです。出来の悪いコメディと、笑ってやってください。




復活祭も終わり、バカンスを思い思いに楽しんだ人々が街に戻ってきました。

復活するには良い時かも知れません。

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Now playing:
"by this river", by brian eno, アルバム『BEFORE AND AFTER SCIENCE』より

ナンニ・モレッティ監督作品『息子の部屋 STANZA DEL FIGLIO』の挿入歌です。
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by kantacantalavita | 2006-04-19 18:39 | 親愛なる日記 | Comments(3)
2006年 04月 18日

起こるものは起こるし、生じるものは生じるし、悪い予感は必ず当たるし。(続・財産相続問題)

起こるべくして起こった『続・財産相続問題 ~荒野の決闘~ ('06)』という映画のタイトルみたいな三面記事事件(果たしてそれは事件ですらない瑣末な取るに足らん馬鹿げた話なのですが)の当事者になり、怒りで震える手を引越しの肉体的疲労で何とか押さえ込もうと無駄な努力を重ねている『KANTA CANTA LA VITA』です。

復活祭休みも明け、やっぱり大家はすぐにやってきました。こういうときは何かと運の悪い私ですが、割れ物(ビンに入った食材やわずかの食器)を運ぶとき一回だけバスを使うことにしたその引越しの帰りにバスの中で彼女に遭ってしまいました。こういうものです、la mia vita(我が人生)。私を見つけたときも彼女は笑っていませんでしたので、何かあるだろうなあと思っていたら、あらかた物が持ち出された私の部屋を見て、

「ローズマリーも持って行ったの!!!?(未だかつて見たことのない剣幕)」

このあとの無意味な会話はここには書きません。書く労力を払うのさえ不毛に思われるようなことの繰り返しでした。耳を疑うようなことの見本市(ボローニャは見本市で有名な街です。そんなこと今はどうでもいいです。)でした。

不運にもその場に居合わせたアメリカ人の女の子に大家は、私に対してあれほど彼女の悪口を言っていたにもかかわらず掌を返したように「なんていい子なの。」なんて言っているのには、開いた口が彼女の大きすぎる彼女の腹でも塞がらないほどでした。味方を作ることには余念がありません。かわいそうに、アメリカ人の女の子は、逃げるように普段はしない散歩なんかに出てしまいました、この散歩日和とは言いがたい天気の空の下。

今週は山場です。2年間という留学生活の中で何度かあるはずの山場の何個目かであることが、尋常でない震え方をしている手から感じられます。

一応繰り返しますが、フィクションです。フィクションであってください。

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Now playing:
"いらいら", by はっぴいえんど, アルバム『はっぴいえんど』より

くるしい、くるしいんだ
息をすることもできない
多すぎる、多すぎる
いらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいらいら・・・・

(本当の歌詞ではこんなに「いらいら」は多くありません。)

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・・・こういうときはNUTELLAですかね。あのヘヴィな表面的な優しさが今は欲しい。

震える手、肉体的苦痛、過剰な糖分。映画でも作ろうか知らん。では。
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by kantacantalavita | 2006-04-18 19:46 | 親愛なる日記 | Comments(2)
2006年 04月 18日

マッチ・ポイント!!

へろへろになりながら自転車で本棚を運んでいる途中でおもちゃの脚こぎ車に乗った子供が前のめりに転ぶのを目撃しどうなるかしばらく見ていたらその子はなんと泣きもせず倒れた先にあった彼の好奇心をくすぐる何か知らんのものに夢中になって起き上がることさえせずずっこけたままの姿で地面に這いつくばっているその息子を父親がやれやれという感じで抱き起こすという微笑ましい一幕に微笑んでいる『KANTA CANTA LA VITA』です。

cinetecaの豊か過ぎる上映プログラムから取捨選択を迫られた際は、一部の多すぎる例外を除いては「日本で観れるものは後回しにする」という方策を採っているのですが、今、cinetecaでは『ウディ・アレン特集』をやってまして、ウディも観始めたら止まらないだろうなあという恐れ(何を恐れる!!)とウディは日本でも観れるという理由から、実際少なからぬ観たい作品もチラホラあるのですがなんとか観ずにここまで来ました。が、あまりに友人が薦めるので、また「ああそうか、わかったわかった観るよ。」などと軽々しく言ってしまった自分を反省する意味も込めて最新作の『Match Point』を観てきました。日本での公開がこれからかも知れないので、ここでは内容には触れませんが、存分に楽しみました。よく、観たことさえ忘れている作品というのがあるのですが、これは忘れないような気がします。特に後半はグイグイ引き込まれましたね。ちょっと長すぎる前半もこの後半のためにあることを思えば納得がいきます。

いやあ、それにしても、止まれないですよ、恐れていた通り、ウディは。大方特集は終わりつつありますが、また代表作『アニーホール』と今回の『マッチポイント』しか観ていませんが、いずれについてもほとんど後悔さえしております。日本でも観れると後回しにする作品は日本でも観ないということが解っているからです。cinetecaだから観るという作品と監督が存在します。クローネンバーグもその一人でした。
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by kantacantalavita | 2006-04-18 06:39 | 親愛なる日記 | Comments(3)