KANTA CANTA LA VITA

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2007年 07月 27日

滞在許可証がないままイタリア国外に出ることについて(その1)

パリからボローニャに戻った昨日、家に入る前に近所の商店に入りました。安着祝いのビールを買うためです。友人宅からも近いこの店は、初めてではないにせよ、なじみの店というわけでもありません。店に入ると若い店員がひとこと。

「いらっしゃい、あ、ビールだね。」

どんな顔をしていたのでしょう、一言も発せずしてビールを買いに来たことを店員に悟らせた『KANTA CANTA LA VITA』です。

理由はともあれ、なんか、自分の街に帰ってきた気がします。

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滞在許可証の更新期間中は、定かではないにせよ、シェンゲン加盟国内の移動ができないという情報があって、厳密には更新期間中に、例えば僕ならイタリアから帰国する際も、直行便、あるいは加盟国以外の国々(アジアとかロシアとか)でトランジットしなければならないとも言われます。ただし実際にはほとんど無視されているとかで、事実、僕の帰国もフランクフルト乗り換えです。

にも書いたように僕は昨年の10月31日で滞在許可証が失効しているので、当然更新申請をしたわけです。あれから9ヶ月、未だに手元に許可証は届きません。書類に不備があったとか、そもそも却下されたとかではなく、滞りなく(というには長すぎる手続きを経て)申請を済ませ、後は発給待ち、という段階です。

ちょっと待ってください。9ヶ月間も滞在許可証の発行を待っているということは何を意味するのでしょう。それは、先の情報が正しいのであれば、「9ヶ月間イタリアから出られない」ということです。国境という概念が希薄になりつつあるヨーロッパで、そのメリットを享受できないどころか、イタリアに半ば拘束される。しかも、それは許可証発給のめどが立たないという点で、さらにいつまで続くかわからない。ある日どこかで、ぷちっと音がしました。ふざけるんじゃない。

交錯する情報、食い違う言い分。これは、もう、自ら体験するしかありません。幸か不幸か、もう留学期間は残り少ないのです。どこかで何かに引っかかった時は、「ああ、やっぱり違法なんだね」とでも言って諦めることにしよう。強制送還? 良いブログのネタじゃないか。ブラックリスト入り? 名前が載るならそれが何でもうれしいくらいさ。5年はイタリアに入れない? 6年経ったらまた来るよ。そう割り切って、ほとんどやけくその「不法渡航」は始まりました。ミラノのマルペンサ空港からアムステルダムのスキポール空港をまずは目指しました。

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【マルペンサ空港】

朝5時チェックイン開始ということもあり、空港に宿を取る。正確には、空港が宿。チェックインカウンターの前のベンチでの夜明かし。タフな貧乏旅行もこれが最後だよと、痛む尻をだましだましずらしずらし朝を待つ。

チェックイン時刻。遅々として解消されない発券待ちの行列。やたら細かい、機内持ち込みの荷物のサイズ確認。開いたり閉じたりが忙しいカウンター。散々待たされて、あと数人で僕の順番というところで、隣のカウンターが開き、僕の後ろに並ぶ人たちがなだれ込む。「お先にお待ちのお客様からどうぞ」、そんなものこの国には存在しない。一刻も早くこの国から出してくれ。声にならない叫びが聞えたか、ようやくカウンターに到着。パスポートとプリントアウトした予約番号をカウンターの若い兄ちゃんに渡す。イタリア語を話すことに安心したかのように微笑みを浮かべる兄ちゃん。予約番号をパタパタと打ち込み、予約を確認。パスポートの1ページ目をめくり閉じる。あの短時間で彼は何を見たのだろう。とにかく発券終了。ゲートへ向かう。

機内持ち込みの管理が厳しくなった昨今、たかが2時間のフライトに、危険を冒してまで持ち込むものなどなく、そもそも絶対必要なものなど何もない。寒さ対策のジャージと哀しいくらいに少ない貴重品。哀しいが楽勝である。金属探知の音もならない。関西国際空港からの出国ならば、審査があるのはこの後だったか前だったか、とにかくパスポート・コントロールがある。しかし、ここはマルペンサ空港2番ターミナル、目の前にはちょっとした飲食店と免税店。コントロールなし。どうやらイタリアからの出国はできそうだ。現にゲートは目の前だ。

搭乗。チケットとパスポートを空港職員に渡す。チラッと見る。搭乗者が僕本人であるかの確認をしているだけなのだろう。とにかく飛行機には乗った。さらばイタリア、また会える日まで(予定では8日後だよ)。
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by kantacantalavita | 2007-07-27 01:15 | 親愛なる日記 | Comments(0)
2007年 05月 22日

ホップ・ステップ・ジャンプの「テッ」くらいまできたか。

先ほど、滞在許可証の更新のための写真を提出してきました『KANTA CANTA LA VITA』です。何のための「ジャンプ」なのでしょうか。

呼び出しの時間は午前8時38分。絶対に、絶対にそんな時間通りは進むことはないだろうと思っておりましたが一応、8時過ぎには門前に到着しました。すでに15人前後の人が列ならぬ列を作り始めていましたが、肝心の扉が開いてさえいません。列もなぜか左右に2列あります。去年の申請の時は確か、左がその日予約を取っていた人、右がそれ以前の申請で不備があったなどで再びやってきた人、そうだったと記憶してましたので、とりあえず左側に並んではみたものの、どうもあほらしい(汚い言葉でごめんなさい)ので、並ぶのをやめ、ひとまず係員の到着を日陰で待つことにしました。待つこと数分、ようやく扉が開き、数人の職員が出入りし始めましたが、一向に何かが進展している様子はなし(見えないところで何かが起こっていることを祈る)。さらに数分、呼び出し時刻よりも前に、召集状が回収され、その回収順(!)に名前が呼ばれます。僕は6番目。窓口の前に到達したところで、小ざかしくも抜け目ないアジア系の男が順番を抜かそうとするも、ロシア系のおばさんに咎められ、最後尾に。そう慌てるなよ。と突然、それまでひとつだった窓口がふたつになり、まんまと追い越しを喰らう(ただしこれはイタリアでは追い越しでさえない、スーパーなどがそうだ、「お先にお並びの方からどうぞ」的な配慮は一切ないのは知っている)。まあ、いい。特に急いでもいないし、もう俺の順番は次の次だ。ほう、このおじさんはもう5回も来ているのか、大変だね。しかし私たちは知っている。イタリアの法律もシステムも相当悪いが、申請側の一部の人たちの取り組みの甘さも目に余るのだ。というが早いが、隣の窓口にやってきた青年はパスポートを持ってきていない。とくに、係員も驚いたそぶりを見せることなく、「じゃあ、明日来い」。そうだろう。お、おじさん、5回目にして通過。おめでとう、僕もうれしいよ。いやいや、それでも去り際に、「クリスマスまでには頼むよ!」と悪態ならぬ悪態をついて行くところはやはり苛立っていたんだね。次のおばさん、ズボンで手の汗を拭いている。うん、よくわかる。緊張するよね。指紋なんかとられる経験ってそうないもんね。かく言う僕も、イタリア以外で指紋を取られたのは日本の道路交通法違反の時だけだ。ほとんど、犯罪人と同義なのである、指紋採集は。まあいい。お、おばさん、無事通過。いよいよだ。

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「おはよう(爽やかさが大事だ)。」

「・・・、パスポートと旧滞在許可証と写真。」

「はい、これとこれとこれね。」

「なんだ、写真が白黒じゃないか。」

「え?駄目なの?まあいい、カラーもあるよ。」

「ああ、そのほうが良いんだ。ん?なんで、こんなもの(住所変更証明)があるんだ?」

「住所を変更したんだ。」

「じゃあ今どこに住んでるんだ。」

「そこに書いてあるだろう、○○通りだよ。」

「ああこれね、ふうん。お、日本人か。」

「ああ、そうだよ。」

「生まれはどこだい?・・・、お、東京じゃねえか。俺、11月に東京行くんだよ。」

「へえ。(早くしろ)」

「東京の地下鉄って何時くらいまでやってんの?」

「朝5時くらいから夜1時くらいまでだ。」

「ああ、朝早いんだね。」

「ああ。(書類はどうなんだ?)」

「ふんふん、じゃあ、ここにサイン。・・・、うん、じゃあ、こっちに指を乗せろよ(なぜ突然フレンドリーになる)。」

「(手の汗を拭く、手に握るの汗の量に関しては世界規格だ)」

「OK。電話番号は?」

「××××××××××。」

「OK。滞在許可証ができたら、この番号にメールが届くよ。」

「わかった。」

「ところで、イタリアの携帯は東京では使えないよね。」

「・・・たぶん無理だね。レンタルした方が良いと思うよ。」

「そうか、わかった。はい、ご苦労さん。」

「ありがとう(とにかく無事すんだことに心からの『ありがとう』)。」

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所要時間はおよそ30分、8時38分の呼び出して、9時2分に終了。実際に呼び出し時間はほとんど関係なかったが、あの数字があるから、いざ門の前での混乱が解消されたとも言えそうです。しかし、前のおじさんとの会話を聞いていたところによると、データは再びローマに送られるとのこと、こりゃ、メールが届くのはずいぶん先のようです。

駄目押しのように、無事提出を報告した友人によれば、写真の提出から実際に許可証が手元に届くまでさらに1ヶ月以上かかるという噂もあり、事実、かなりうんざりしてます。

こんな仮説を立ててみました。

「10月中旬から開始した滞在許可証更新手続きであるが、その過程で法律改定という不運もあったにせよ、ここまでたどり着くのに7ヶ月を要した。さらに1ヵ月で8ヶ月。今回の許可証の期限は保険の切れる10月末までが予想される。仮に留学を再延長するなんてことになったらまたすぐに、更新の申請だ。有効な許可証が手元にあるのは実質4ヶ月。おそらく、この国における俺の滞在許可証は、『素敵な夏のバカンスを心置きなく楽しむため』のものなのではないか。旅行中に警察に呼び止められても、堂々と新しい(そして束の間の付き合いの)許可証を提示できる。」

ほとほと疲れました。

この「滞在許可証更新申請手続き」も、いよいよ残すところあと2回となりました。「メール受信」と「受領」の予定です。請うご期待。

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【後記】こちらでは、携帯のメールはEメールではありません。よくわかりませんが、PHS同士のメールみたいなものです。これを介して、滞在許可証受領関係の情報を流すというのは、あまりにも不確定というか不安要素がありすぎます。聞きはしませんでしたが、持っていない人はどうなるんでしょう。それとももうこの国には携帯電話も固定電話も持っていない人は存在しないのでしょうか。いつ届くとも知れぬメールを待つことほどつらいものはありません。受け手にとってもっとも重要なものである場合はなおさらです。
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by kantacantalavita | 2007-05-22 20:35 | 親愛なる日記 | Comments(3)
2007年 04月 27日

続・ゾクゾク・続くゾ苦(ゾク・ゾクゾク・ゾククゾク)・・・、いや、もういいって。勘弁して。

イタリアにおける滞在許可証更新についての情報更新。

本日、移民担当局からの書留が届いた。
届けてくれたのは普通の郵便局員、
書留担当なのだろう、サインが書き込まれたリストを持っていた。

早速封を切る。
書類の作成日は4月12日、届くまでに2週間を擁したことになる。

インターネットで確認できること以上に記載されているのは、持参すべき物以下4点。
・召集状(この書留のことだ)
・背景が白色の顔写真4枚
・現在有効のパスポート
・申請時に提出したコピー書類の原本

呼び出しの目的として、「写真提出のための召集」とある。
その日に受け取れないのは判っている。
わかっている。

呼び出し時間は「8時38分」。
35分でも、40分でもなく38分。
「38」、"trentotto"、「トレントット」・・・、『取れんとっと』、九州弁か。
37分でなくって安心した。
「トレンタセッテ」・・・、「(許可証は)取れん(から、別の書類を)足せって!」

信じて良いのか、「38分」。
その時間に行っても並ばなければならない、
にもかかわらず早めに行っても事態は変わらない、
早めに並んで初めて、予定の時間には入れる、
そんな雰囲気は相変わらず漂っている。

まあ、今のところすこぶる順調だ。
解決などない、問題がないからだ。
問題はない。
問題は、ない。

次回更新が、出頭日であることを祈る。
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by kantacantalavita | 2007-04-27 20:42 | 親愛なる日記 | Comments(1)
2007年 04月 22日

続くゾ苦(ゾククゾク)・滞在許可証更新、いやいや僕は続いてほしくないんだ、冗談じゃない。

滞在許可証更新申請の件で進展がありました。

"Dettaglio Anomalia(不備の詳細)"の欄が空欄になり、新しく現れた"Dettaglio Anomalie Documentali(書類上の不備の詳細)"の欄に"Nessuna Anomalia Documentale(書類上の不備なし)"と書き込まれました。ヌカらず、チェックを怠らなかったため、このことを知ることができました。

また、呼び出し日等の情報に変更はありませんでしたが、ある筋によると突然記載事項が変更されたり削除されたりということもあるらしく、ページのバックアップとプリントアウトはしておいた方が良いとのことです。仮に、呼び出し日まで書留の連絡がなかったり、プリントアウト後に呼び出し連絡の情報が削除されても、そのプリントアウトした紙を見せたら、窓口には何とか辿り着けた、というようなこともあるようです。情報の変更とか削除は本当に勘弁してほしいのですが。
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by kantacantalavita | 2007-04-22 02:59 | 親愛なる日記 | Comments(0)
2007年 04月 18日

ゾクゾク・滞在許可証更新、いやいや僕は続いてほしくないんだ。ほんとだよ。

昨日も書いたイタリア在住外国人向けのHPには掲示板もあって、当然、滞在許可証の更新のことも書き込まれてます。その中で、いくつか気になることがありました。(以下、イタリア語はママ。ほとんど外国人が書いています。文法上の間違いもあります。訳にはある種また別の問題もありますが。)
"vedrai che ti arriverà una racomandata all'indirizzo che tu hai messo nel modulo e ti diranno che documenti mancano."

「申請用紙に記入した住所に書留が届くはずです。そこで、不足している書類が知らされることになっています。」

ほう。書留ねえ。届いてないですよ。でもあと一ヶ月もあるんだから・・・。また、こんな面白い境遇にある人もいました。
"... e la convocazione per il 2 agosto 2007 (scritto letteralmente)
Secondo voi è possibile che sia cosi lontana? mi arrivera la convocazione per raccomandata?
ho telef anche al numero verde che mi ha riferito che probabilmente la data è sbagliata e puo darsi che anche la raccomandata avrà la stessa data sbagliata!!!!"

「(昨年末に申請したのに)呼び出しは2007年の8月2日(文字通りそう書いてあるんです)。本当にそんな先なの?みんなどう思う?呼び出しの手紙は書留で届くのかなあ?コールセンターにも電話してみたけど、おそらくその日付は間違ってるんじゃないかって言われたんです。しかも、たぶん書留にもその間違った日付が書かれてるだろうって!!!!」

間違った情報を伝えることにまず問題があり、そのことで問い合わせた情報センターの答えにさらに問題があります。一切何も解決してません。「おそらく」とか「たぶん」とか、この国ではその説得力のなさに説得力があります。彼らがたぶんと言ったらたぶんそうなんです。たぶんですから、そうならないこともある。無意味です。

とにかく、僕の照会のページには"Documentazione Attesa Incompleta PSE"とあって、しかもそれが"Dettaglio Anomalia"という欄に記されています。dettaglioは「細部」、anomaliaは「異常、変則」だったと記憶しています。でもそのふたつがつながった時に何を意味するのかがあまりに曖昧です。良いことではないような雰囲気はあります。で、documentazioneは「書類」、attesoは「期待された、求められた」、incompletaは「不完全な」、PSEは「電子式滞在許可証」です。間違いなくどこかで何かがうまく行ってません。調べてみると、こんなことを書いてるページがありました。
"... la mia pratica risulta in ISTRUTTORIA con un'anomalia (documentazione attesa incompleta PSE) questa dicitura dipende dal fatto che noi abbiamo pagato la tassa di 27,50 compilando a mano un bollettino postale senza usare quello prestampato in quanto ancora non era disponibile quindi il sistema non riesce a leggere tali bollettini..."

「私の現状は、何らかの異常(documentazione attesa incompleta PSE)で『審査中』とのこと。この表示は、私たちが27,50ユーロの料金を手書きの領収書で払ったことによるものです。前もってプリントされたものは使いませんでしたよね。というのも、あの当時はまだそれが使える状態になく、結局、現システムがそうした手書きの領収書を読み込めないということが起こるのです。」

確かに前記のAbbicciの掲示板でも、"documentazione attesa incompleta PSE"は申請者の不備ではないとの記述もあり、なんとなく様子がつかめてきたようです。総合すると、こういうことでしょうか。つまり、手書きの領収書が読み込めないというシステム上の不具合(つまり審査する側の問題)があって、その意味のPSEがついた表示とそうでない"documentazione attesa incompleta"があると。前者は申請者は特に心配しなくて良いよ、と。・・・怪しすぎます。自分に優しすぎます。面白いことにこの手書きについて言えば、以前にも書きましたけど、不慣れなことをやった緊張からか、"Bologna"と書くべきところで"Bologn"としか書いてません。これはシステムが整っていてもエラーになる可能性はとても高いです。

正直コールセンターに電話するのが一番手っ取り早いんだと思います。でもそれはとてもイヤです。イタリア語で何かそういう込み入った話をするほどこちとらたけていませんし、なにより何か別な新しいネタを提供することになりそうで・・・。

ここに僕が書いたことも、イタリア特有(?)の「たぶんforse」、「おそらくpuò darsi」、「うまくいけばmagari」ですので、交錯する情報の一端でしかないことをご理解ください。
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by kantacantalavita | 2007-04-18 01:17 | 親愛なる日記 | Comments(0)
2007年 04月 17日

タグ追加。

イタリアの滞在許可のアレコレに関する記事を集めたタグ『滞在許可証更新のアレやコレ。』を追加しました。

あ、あとFIAT500の写真と短い言葉『500のある風景』というタグもです。基本的に自分が撮る写真には写りたがる僕のいつもの写真とはちと違う特集です。500の写真を500枚撮るのが目標だったんですけど・・・。
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by kantacantalavita | 2007-04-17 01:04 | 追加・更新・変更・リンク | Comments(0)
2007年 04月 16日

続々々・滞在許可証更新、いやいやいや僕は続いてほしくないんだ、完全に。

呼び出しを喰らうのは学生の特権でしょうか『KANTA CANTA LA VITA』です。「(恐い先生に、不良グループに、憧れのあの子に)呼び出される」というのはなかなか緊張するものです、なぜか僕は中学生の頃を思い出します。

いえいえ、実は滞在許可証の更新の件で、クェストゥーラ(警察みたいなもの)に呼び出されました。別に悪いことをしたとか、学生の特権とかでもなく、恐らく許可証の更新申請が受理されたのでしょう。

僕と同じような境遇にありながら、更新申請の方法が違ったふたりの仲間はすでに新しい許可証を手にしています。これで「僕が不許可になる」ことが、まあオチつくなあとも他人事のように考えていましたが、ここに来て何とかなりそうな雰囲気が出てきました。

ただ、呼び出し日はまだ1ヶ月以上も先です。ある情報筋に拠れば、呼び出されて出頭し、写真を提出して、本証を手にするにはさらに時間がかかるとのこと。受け取ってから数ヶ月しか滞在しないのに、なんなのでしょう、この拘束。覚えてらっしゃる方もいるかとは思いますが、僕の前の許可証は10月の末にすでに切れております。それ以前から準備しているのに、まだ手に入らない。

申請中の出国の場合は、EU(シェンゲン?)以外可能と決められているそうですが、実際にEU圏内の旅行に出かけた友人もいることですし、相変わらず、真実は在って無いようなものです。僕は恐くて出れません。

それから、僕が郵便局で更新申請した時に理解した限りでは、郵便が届いて、そこに出頭時の必要書類(写真とか)が記されている、とのことでしたが、その手紙はまだ来ておりません。もうこれは、さすが!としか言いようがありません。

前回前々回前々々回と多くは語りませんでしたが、実はかなり不安もあったんです。必要書類に目立たないながらも不備があるのが判っていたからです。あるいは不必要書類は完全に揃えて申請したことが功を奏したのでしょうか。

一部では、このシステムも長くは続かない、などと噂もされていますが、いろんなことが依然闇の中にあります。そんな闇の中の一筋の灯り、それがプローディ首相が訪日で、彼があの国を心から楽しんでくれたら良いなあ、そしたら幾らかこういう事務手続きも好転する可能性がないとも言えないのになあ、少なくともこれ以上悪くなることはどう考えてもないなあ(否、どん底なんてないんです)、なんてことを考えてしまうくらい一寸先一瞬先は闇なのです。

僕がこうしてどっしり構えていられる(実は違うんですけど)のは、周りの友人たちと、同じような境遇にあるネット上の助け合いがあるからです。なので、僕も以下情報を流します。

申請の現状確認は、Portale immigrazioneの右下にあるArea riservata stranieriから。そこに、申請の時に受け取ったレシートにあるID(ホログラムの下)とパスワード(バーコードの下、ハイフンなしで)を入力してください。何か知らんがわかるはずです。僕もずいぶん長いこと「呼び出しconvocazione」は空欄でした。記入漏れ、書類不備の場合はそれぞれ指示(なにをどうしろ、ではなく、どういう状況なのか、だけらしい)があるそうです。

助け合いにはAbbicciイタリア留学掲示板がずいぶん役に立ちます。親切にしてもらったら親切返ししましょう。場合によっては友達にだってなれちゃいます。イタリアで知り合った日本人の友人と、「ああ、あなたがあの人ですか!」ということが僕は2回ありました。

こんなサイトもあります、「イタリアの外国人"Stranieri in Italia"」

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e0017332_17462.jpg自分へ 

竹久夢二が好きなのは、あの首筋の描写が好きだったこともひとつの要因だろう。彼は、その画で我々を魅了するばかりでなく、人生における(特にイタリアにおける人生における)教訓のようなものを示してくれているんだ。

首筋、うなじをイタリア語でなんていうか知ってるだろう?"nuca"だ。日本語で書けばどうなる?「ヌカ」だろう?気をつけろよ。

モノの本に拠れば、

ヌカ:接頭語的に用いて、その状態・性質が、こまかい・はかない・頼りない・役に立たない、などであることを表す。
「―喜び」「―雨」「―働き」


なんてあるぜ。ヌカるなよ。ヌカりなくやることが肝心だ。
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by kantacantalavita | 2007-04-16 23:44 | 親愛なる日記 | Comments(3)
2007年 01月 16日

続々・滞在許可証更新、いやいや僕は続いてほしくないんだ、全く。

前の滞在許可証が切れてから90日の猶予期間内に何とか更新申請ができました。何も知らずに2月1日の「幻の予約日」を待っていたらとんでもないことになるところでした。『KANTA CANTA LA VITA』です。情報くれた皆さんありがとう。

キットが手に入らないという状況も僕が探し始めた頃(先週くらい)がピークだったのか、今は最寄の郵便局にも置いてあるようでした。

驚いたのはあの封筒を求める、あるいはすでに持った外国人が郵便局にうじゃうじゃいるということです。ボローニャのはずれのそれほど大きくない郵便局でこれですので、一体どれだけの人が滞在許可証の新規申請と更新申請をしようとしているのか、見当もつきません。そうですよね、以前存在した(大いに踊らされた)更新の予約が3ヵ月後なんてコトがありえるんですから。僕が提出を終えて、残りの書類を整理している間に、4人が提出のために並び、2人がキット入手のために並び、2人の女の子と話をしました。

まず提出が済んでの最初の感想は、先の女の子も言ってましたが、「まったくわからない」。まあ、説明をそこそこ読めれば全くわからないことはないのですが、書類の説明が弱いのと甘いのと緩いのとで、あれは記入ミスがどっさり出るんじゃないですかねえ。記入しなきゃいけないところなのか、そうではないのかが曖昧なため、不要なところに記入してしまうミスは僕もしてしまいました。漏れてるよりはいいかとは思いますがどう転ぶかは同じく見当もつきません。

で、なにやら、審査が進むと自宅に郵便が届くらしく、それと写真を持ってどこか(大方comuneかquartiereでしょう、発行されるならどこへでも行きます)に行ってめでたく滞在許可証の受領らしいです。知らせの郵便は早く届くに越したことはないですが、嫌な返事(可能性がないとも言い切れない)だと困ったことになるので、半年くらいかけて審査してくれれば良いなあとも思います。国外への旅行はかなり厳しくなってきましたけど、イタリアで勉強しろとの啓示と受け止めています。

郵便局は人が多くて、正常な精神でなかったのも悔やまれます、もう一度確認しておけば。本当に大丈夫かなあと今頃になって心配になります。

これからの方々は、くれぐれも不備のないよう、確認に確認を重ね、郵便局では担当者の勢いに巻き込まれず動かされない山のような心持で挑んで欲しいです。彼らが確認するのは、更新の方なら今手元にあるペルメッソのコピーとパスポートのコピーだけです。それ以外は目もくれません。それ以外の学校関係、保険関係、お金関係、冊子は、より慎重さが求められるはずです、漏れがあって痛い目に遭うのは、私たちなのですから。例の「裁量」で、記入方法を教えてくれる人もいますが、彼らを極力あてにせず、窓口ではもう出すだけ、という風にしておくのがベストです。僕は複数ページに及ぶ書類はホチキスでとめて、最初のページに何の書類なのかの説明までつけました。乱雑なものが多い中で、担当者がわかりやすさに気を良くしてくれたら、もうけですからね。その辺のつけいる隙は、感じられました。感じられただけですけど。

ああ、こんなこと書いていたらどんどん不安になってきました。制度が変わったばかりということもあって、見通しがつかないことがこんなにも不安にさせるなんて。不幸な時期の不幸な更新だったのでしょうか。いつ来るとも知れない郵便を待つ苦しみ。(本当に郵便だったかという不安。)最初の壁のキット入手、その次の壁の提出が済んだのに、嫌な気分です。分けて欲しい方がいらっしゃれば無料で配れるくらいに暗い気持ちです。増幅された根暗。

あ、経費は、marca da bolloが14,62ユーロ、郵便局で58,50ユーロでした。封筒の重さを量っての値段ですので、提出書類の数が多くて封筒が重くなると料金は加算されるかも知れません。

おっと、受け取り確認書がペルメッソの代わりになるのですが、今それを見たら、住所欄のBolognaがBolognになってました。あがり症なのです。人生うまくいかないタイプです。

ああ、大好きな霧もこんな日は肺の中に重く居座ります。

では。
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by kantacantalavita | 2007-01-16 19:17 | 親愛なる日記 | Comments(0)
2007年 01月 10日

続・滞在許可証更新、いやいや僕は続いてほしくないんだ。

滞在許可が切れながらもボローニャにいます『KANTA CANTA LA VITA』です。僕が続いてほしいのは、その手続きではなく、滞在許可証本体の期限の方なのです。イタリア政府関係者の方で、日本語が読めて、その上で今この投稿を読んでいらっしゃる方がおられましたら、僕を告発する前に、自国のシステムを何とかしてください。

以前、『滞在許可証更新のための予約確認証』という記事を書きました。遅々として進まない手続きのための手続きへの苛立ちを、遅々として展開の見せない文章で表現したあれです。

結局は、あの時点ではできることは全てやったつもりでいて、そこそこの満足感とひとときの安心を謳歌する日々が続きました。後は予約日の2月1日を待つだけ、とね。

ところがイタリア問屋はそう簡単には卸しません。

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まずは初めに、情報提供してくれたボローニャの友人nodakoさんのブログ、次いで、自らの手続きは(腹が立つほどにうらやましいくらい)とんとん拍子で進んでいるにもかかわらず、困っている仲間にさらにさらに情報を提供しよう、検索からの漏れを少しでも減らそうと奔走してくれた友人coma-inuさんのブログを参照していただきたい。

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いったいどういうことか?

つまり、これまでクエストゥーラ(移民や外国人関係などを扱う警察)が一括で担当していた滞在許可関連業務を郵便局との分業制にシフトしたということです。シフトしたのは、釈然としないながらも飲み込むとして、なぜ60ユーロ近いお金がかかるんだ、その辺の苛立ちは友人nodakoさんも声高に叫んでいらっしゃるとおりです。そもそも、申請用の書類には大事なものも含まれているのに、警察関係じゃないところに預けて(警察もどうかわからんとはここでは言いません、言いたくありません)、本当に大丈夫なんですか?

色んな「灰色」があります。

「ほう、これでクエストゥーラの負担が減り、申請がスムーズになるんだね。」

僕もそう思います。
でも、システムを変えてすぐスムーズになったことなんかなかったはずです。

「あれ?『KANTA CANTA LA VITA』は更新手続きの予約日がもう決まってたんじゃなかったっけ?」

僕もそう思います。
でも、もはや完全に無意味です。

「おやおや、本当に申請だけでお金がかかるの?」

僕もそう思います。
でも、お金を掛けて万事解決なら、多少我慢する覚悟はあります。

「ううん、事前に担当者か誰かのチェックなしで郵送して、漏れがあったらどうなるの?」

僕もそう思います。
でも、そのときはお金を払っている僕らが損をするだけ、という思惑が見え隠れします。

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以前までの滞在許可証申請書類を配っていた窓口に行ってみました。

「郵便局にすべてある。」

すべてあるはずの最寄の郵便局に行ってみました。

「もうない。」

はは~ん、だいぶ先が見えてきました。先が見えないという先が見えてきました。何の例外もなく(少なくとも知る限りでは僕らのような予約済みの者も含めて例外なく)、突然法律を変えたものだから、今、郵便局には申請希望の人がどっと押しかけているんですね。新しく届いても、1時間から2時間でなくなる、なんて情報もあります。「もうない」と言われた郵便局に再度行きましたが、もちろんそうすぐに新しいものが届くわけもなく、

「まだない。」

「ないってどういうことなんだ?」

「ないものはない。」

「いつ届くんだ?」

「知らん。」

「目安はないのか?」

「来週来い。」

ふふ~ん。年末目前の手続き方法改正、クリスマス休暇絡みのゴタゴタ、その後に待つこうした混乱を予想して、年明けまで持ち越したのが仇となっているような気がとてもします。どうも深読みに深読みを重ねすぎて、マイナス方向まで来てしまったようです。申請の書類は手元にあるのにできないとはどういうことなんでしょう。言い訳できるものなのでしょうか。いいえ、期限が切れている者が絶対悪です。非常に困ります。

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で、この先には何があるのか、深読みが仇になったと言った舌の根も乾かないうちに考えてみましょう。

①申請用のキットを入手するのに、街中の郵便局を駆け回ることになる

②品切れ(某ゲーム機じゃないんですよ)が各郵便局で続出

③無料配布のはずのキットの入手に、競争が生まれる

④欲しがる人が街にあふれる(期限は疾風の如く過ぎ去り、申請は山の如くビクともしない)

⑤入手のための列ならぬ列が郵便局にでき始める

⑥キット獲得のための予約が必要になる

⑦予約用のコールセンターもつながらないという以前の状態に戻る

⑧法改正

あくまで予想ですよ。もちろん、ボローニャの冬のどんよりした雲が切れるように一発で解決することを望んでいます。イタリアには大いに期待しています。それでも・・・。

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郵便局を信頼できないできごと。年末が支払い期限だった水道代の請求書が3日前(もう今年です)に来ました。その期限切れの請求書を郵便局に持っていったら、当然のように支払いができました。彼らは「融通が効いていいだろう」とか思っているのかもしれませんが、その「緩さ」が信頼できないのです。昨年末、前世紀に投函されたロシア国内宛の郵便物が北欧のどこかのコンテナ置き場で見つかった、総量は数トンにも及ぶ、というような記事を目にしまして、ロシア側は、自国の責任を認めてなかったはずで、僕は大いに笑いましたが、つかの間でした。ちょっとまて、笑える状況にはない。配達物が消え(るとよく言われるが「恐らく」僕はその憂き目には遭っていないはず)、切手代だってマチマチ(同じ店でも売る人によって違う)なこの国に身を置いていることを考えたら全く笑えないのです。

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我ながら面白いことになりそうな予感がずいぶんします。「悲劇は楽し。」なんてタグ(分類)が最も豊富な当ブログの新しい1ページ。

もう少し追ってみます。イタリアの名誉のため正確を期しつつ。(あ、追わなきゃいけないのか)
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by kantacantalavita | 2007-01-10 08:21 | 親愛なる日記 | Comments(3)
2006年 11月 18日

滞在許可証更新のための順番待ち予約確認書

数時間前の午前1時10分くらいにエミール・クストリッツァ監督作品『アンダーグランド』を観終えてチネテカから出てきたら、この寒い中、門の前で自己陶酔的にハーモニカを吹いている人がいました、よくわからない街ボローニャから『KANTA CANTA LA VITA』です。

ちょっと前に『今日は雨です。』というタイトルで大学の再登録、滞在許可証の更新の予約についてまとめて書きましたが、本日はその後日談。

去年取得した僕の滞在許可証は先月31日が期限だったため、更新手続きのための予約をなんとか取り付けたところまでは書きました。その際にも触れましたが、有効期限が切れる11月1日から予約日2月1日までの約3ヶ月もの身分のグレーゾーンは結局わからず終いでここまできてしまった感がありまして、これまでイタリア国内を旅行した時も、特に自家用車なんかに乗っていたら高速料金所であれ共同墓地前であれ、我々アジア人は少なからず警察に身分証と滞在許可証の提示を求められるという自らの経験から、年明けくらいには一度国外に旅行したいという思いも手伝って、

「いずれにせよ期限切れのまま指をくわえて更新日を待つ訳には行かない」

という結論に達し、色々調べた結果、否、色々調べてもらった結果、灰色を白に変える方法があると判明しまして、それが今回のタイトルにある証明書です。正確な名前は"Conferma appuntamento per il rinnovo del permesso di soggiorno"というもので、列に並んで自分の番が来たら窓口の担当者にその旨を伝え渡される用紙に「氏名 生年月日 国籍 予約日 予約時間 予約番号」を自分で記入し、確認後担当者がサインしハンコを押す、というのが一連の流れです。

例によって書くのは簡単ですが、入手までには少なからぬ関門が待っています。まず、朝8時半受け付け開始とあるため余裕を持って8時に到着したにもかかわらずその時点で、すでに50人以上の人が並んでいる、一日の受付可能人数が200人と決められるため競争が生まれるのは必然です。さらに次の問題は、その50人以上の人々が並ぶともなく並んでいる、列のようなものはあるけれど、明確な順番はなく追い越しごまかしが常の状態です。これは慣れてしまったというのもありますが、きっちりしていると言われる日本人には耐え難いものです。隙あらばこちらもごまかす、くらいのものがあると気持ちは楽です。8時半に受付が始まり、番号札が渡されるので順番までは自由です。霧の立ち込める旧市街をウィンドー・ショッピングをして時間をつぶし、頃合を見て窓口に向かいます。ここでもやや閉口します。外は寒い、と狭いオフィスに人々が押し合い圧し合いしています。番号札があっても、一部の人々はより前に進むこと、より窓口に近づくことしか考えられないようです。色んな言語と色んな不正確なイタリア語、係員の正確な怒号と皮肉が飛び交います。窓口へと続く道は完全塞がれていますが、でもそこでは僕の順番が迫ってるわけですから、当然の顔をしてぐいぐいと進むことが正当な権利として与えられます。窓口到着。担当者も慣れたもので"Conferma..."と言葉が続かずにいるとすでに彼女の手はある用紙に伸びています。記入事項は確認していたため、何の問題もなく書き込めます。僕の前のパキスタン人(イタリアでは南アジア人の総称みたいにパキスタン人といいますが彼は本物でした)も同じ書類の申請に来たらしく色々聞いてきます。知ってることは教えます。こちらが親切にするとあちらも親切で「先に行っていいよ」という顔をします。で、結局は彼と一緒に出したわけですが、彼は予約番号を書いていない、僕のほうには漏れはない、こうなると俄然展開はよくなります、できている方はさっさと片付ける心理が担当者に働くため、ろくに確認もせずドンとハンコを押して完了。ほとんどが僕の手書きの、それでも命の危険をいくらか減らす、否、命の危険を増やすことはない書類の受領はこうして為されます。

この書類の一番の問題は、これがあるからと言って国外出れるか、出れても再入国できるかが記されていないことですが、ないと困るしあっても困らないので持っておくことに越したことはなさそうなので、一応の満足は得られます。詳しいことを知っている人が、捜せば必ずいるという希望を持ってまた明日から生きていけそうです。
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by kantacantalavita | 2006-11-18 11:42 | 親愛なる日記 | Comments(0)