2007年 04月 16日
呼び出しを喰らうのは学生の特権でしょうか『KANTA CANTA LA VITA』です。「(恐い先生に、不良グループに、憧れのあの子に)呼び出される」というのはなかなか緊張するものです、なぜか僕は中学生の頃を思い出します。 いえいえ、実は滞在許可証の更新の件で、クェストゥーラ(警察みたいなもの)に呼び出されました。別に悪いことをしたとか、学生の特権とかでもなく、恐らく許可証の更新申請が受理されたのでしょう。 僕と同じような境遇にありながら、更新申請の方法が違ったふたりの仲間はすでに新しい許可証を手にしています。これで「僕が不許可になる」ことが、まあオチつくなあとも他人事のように考えていましたが、ここに来て何とかなりそうな雰囲気が出てきました。 ただ、呼び出し日はまだ1ヶ月以上も先です。ある情報筋に拠れば、呼び出されて出頭し、写真を提出して、本証を手にするにはさらに時間がかかるとのこと。受け取ってから数ヶ月しか滞在しないのに、なんなのでしょう、この拘束。覚えてらっしゃる方もいるかとは思いますが、僕の前の許可証は10月の末にすでに切れております。それ以前から準備しているのに、まだ手に入らない。 申請中の出国の場合は、EU(シェンゲン?)以外可能と決められているそうですが、実際にEU圏内の旅行に出かけた友人もいることですし、相変わらず、真実は在って無いようなものです。僕は恐くて出れません。 それから、僕が郵便局で更新申請した時に理解した限りでは、郵便が届いて、そこに出頭時の必要書類(写真とか)が記されている、とのことでしたが、その手紙はまだ来ておりません。もうこれは、さすが!としか言いようがありません。 前回、前々回、前々々回と多くは語りませんでしたが、実はかなり不安もあったんです。必要書類に目立たないながらも不備があるのが判っていたからです。あるいは不必要書類は完全に揃えて申請したことが功を奏したのでしょうか。 一部では、このシステムも長くは続かない、などと噂もされていますが、いろんなことが依然闇の中にあります。そんな闇の中の一筋の灯り、それがプローディ首相が訪日で、彼があの国を心から楽しんでくれたら良いなあ、そしたら幾らかこういう事務手続きも好転する可能性がないとも言えないのになあ、少なくともこれ以上悪くなることはどう考えてもないなあ(否、どん底なんてないんです)、なんてことを考えてしまうくらい一寸先一瞬先は闇なのです。 僕がこうしてどっしり構えていられる(実は違うんですけど)のは、周りの友人たちと、同じような境遇にあるネット上の助け合いがあるからです。なので、僕も以下情報を流します。 申請の現状確認は、Portale immigrazioneの右下にあるArea riservata stranieriから。そこに、申請の時に受け取ったレシートにあるID(ホログラムの下)とパスワード(バーコードの下、ハイフンなしで)を入力してください。何か知らんがわかるはずです。僕もずいぶん長いこと「呼び出しconvocazione」は空欄でした。記入漏れ、書類不備の場合はそれぞれ指示(なにをどうしろ、ではなく、どういう状況なのか、だけらしい)があるそうです。 助け合いにはAbbicciのイタリア留学掲示板がずいぶん役に立ちます。親切にしてもらったら親切返ししましょう。場合によっては友達にだってなれちゃいます。イタリアで知り合った日本人の友人と、「ああ、あなたがあの人ですか!」ということが僕は2回ありました。 こんなサイトもあります、「イタリアの外国人"Stranieri in Italia"」。 --------------------------------------------------------- 自分へ 竹久夢二が好きなのは、あの首筋の描写が好きだったこともひとつの要因だろう。彼は、その画で我々を魅了するばかりでなく、人生における(特にイタリアにおける人生における)教訓のようなものを示してくれているんだ。 首筋、うなじをイタリア語でなんていうか知ってるだろう?"nuca"だ。日本語で書けばどうなる?「ヌカ」だろう?気をつけろよ。 モノの本に拠れば、 ヌカ:接頭語的に用いて、その状態・性質が、こまかい・はかない・頼りない・役に立たない、などであることを表す。 なんてあるぜ。ヌカるなよ。ヌカりなくやることが肝心だ。
by kantacantalavita
| 2007-04-16 23:44
| 親愛なる日記
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イタリアのお宝発掘集団『大阪ドーナッツクラブ』。人呼んでODC。シネマテークについてのコラムを担当してました。 大阪ドーナッツクラブ公式ブログ(代表によるブログ) 『Kanta Canta La Vita』が所属する上記「大阪ドーナッツクラブ」の代表で、FM802DJポンデ雅夫のブログ。 かのうとおっさんの「ああ密談」 大阪ドーナッツクラブメンバー有北クルーラーのもうひとつの顔。 映画保存協会 日本の映画保存のある部分は、この協会が支えています。 アトリエ・マニューク 映画と映画保存とその周辺(例えばビールとか俳句とか)について書くならば僕はこうしたい、それがこのHPにあります。 赤海老ログ 本職は歌手なのに、僕にとっての彼ら二人はワインの先生です。Colli Bolognesiを共有(共憂)をしてます。 C'è profumo 日本人音楽家の多いボローニャにあって、飲み会でしか会ったことがない友人yukaちゃんのHP。ピアニスト。 ホームムービーの日 NEWS 今こそ8mm。景色を映しただけで映画になる国、イタリアに8mmカメラを持って行きます。 The Internet Movie Database 誰が呼んだかIMDb、えらく重宝します。フォーマット検索とかは最近かなり気に入ってます。 all cinema ONLINE 映画検索に重宝してます。日本語表記はあてにならない場合もあるので注意が必要です。 チネテカ・ボローニャ Cineteca Bologna。ボローニャのシネマテークです。当ブログのカテゴリー『Cineteca Bologna』はこのシネマテークの当日の上映プログラム(概ね日本語)です。 ボローニャの映画館情報(2torri.itより) チネテカ以外の映画館情報。ボローニャにはこんなにたくさん映画館があるんです。 ボローニャの図書館検索 ボローニャには相当数の図書館がありますので、映画という19世紀以降の芸術を研究する僕のような学生が探す本は大抵見つかるはずです。 イタリア国立映画博物館 Museo nazionale del cinema。トリノ。2006年8月に聖地巡礼的に訪れた際には、その建物(モーレ・アントネッリアーナ)の頂上でエレベーターが作動しなくなり、急遽ヘルメットをかぶって徒歩で地上に降りるという映画的に稀有な体験をしました。 チネテカ・イタリアーナ Cineteca italiana。ミラノのシネマテーク。「見せるための保存」を目指しているとのことで、近年新しい上映室が増設されたようです。その名に「イタリア」を冠していることからもわかるようにその歴史はボローニャのそれよりずっと古い。 チネテカ・デル・フリウリ Cineteca del Friuli。北イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州ウーディネ県ジェモナにあるシネマテーク。このブログでも報告したポルデノーネ無声映画祭はこのシネマテークが中心になっています。イタリア国内に5つあるFIAF加盟団体の中では最もマイナーなイメージがあるが、実は違いそう。行ってみたい施設のひとつ。 チネテカ・ナツィオナーレ Cineteca nazionale。ローマにある映画実験センター。国立の映画学校で、そのシネマテークはローマのど真ん中トレヴィの泉近くにあるとか。ミラノ、ボローニャ、ローマ間では上映用のフィルムのやり取りが多いように感じてます。 東京国立近代美術館フィルムセンター 日本におけるシネマテークとは何か?考えてみます。常設展や特別展は、何時間でも過ごせます。 シネマテーク・フランセーズ Cinémathèque française。説明無用(?)、世界中のシネフィルの聖地シネマテーク・フランセーズ。2005年、多くの映画人が通ったシャイヨー宮からベルシーに移転し新しい建物になりました。写真を見た限りですが、ものっすごくきれいみたいです。住みたい。 ドイツ映画博物館 DEUTSCHES FILMMUSEUM。フランクフルトにある映画の博物館(そのまま)。ドイツ語も勉強しますか。ドイツと言えばムルナウ財団は、ボローニャのシネマテークの上映でもしばしばその名前を目にします。 オランダ映画博物館 FILMMUSEUM。アムステルダムにある映画博物館。上記ドイツ映画博物館と一緒に訪ねてみようかと計画中。学生でも6.50ユーロ、会員でも4.50ユーロとはちと高いか。(英語あり) Antonio Pignottiコレクション 2006年の「ホームムービーの日(in Italia)」で映写機などの展示をしていたコレクターの方です。いつの間にかリンクしてくれていたので、晴れて初めてイタリアのHPと相互リンクになりました。(イタリア語) Planet World 大阪梅田のシネマテーク。大阪にプラネットありと謳われた「生きた」伝説。 Planetary Film Archives 上記プラネットのフィルムアーカイブです。資料整理のお手伝いをしました。 internet bookshop ITALIA イタリアの本が買えます。バカンスシーズンやその前後を除けばかなり信頼度は高いです。送料も高いですけど。 日本の古本屋 現実世界での古本屋めぐりも好きですが、電脳世界のほうが欲しい本がみつかったりします。 comfm.com イタリアのラジオがネットで聞けます。生のイタリア語を欲してる方にはお薦めです。 RADIO MARGHERITA イタリアのポップミュージックを新旧問わずに流しまくる秀逸なHP。ホームの下のところにある「Ascolta Radio Margherita (マイクの絵)」をクリックすると、Windows Media Playerで聴くことができます。 NHKラジオイタリア語版 その日のニュース約5分と曜日ごとに決められたテーマ約10分をイタリア語で聞くことができます。他の言語もあり。イタリアのラジオに比べ、音声が安定しているように思えます。 Consorzio Vini Colli Bolognesi ワインは全く無知に等しいですが、なぜかしら「おらが村主義」は大切にしていたいのです。日本で一番「ボローニャの丘」について詳しい人になりたいです。「ボローニャの丘」ワイン協会のHP(伊語or英語)。 大相撲 がんばれ力士。 インターネットでモンドリアン こういうのも好きです。 氷温熟成 Bravo! KANTA このビールを評したずっと年下の女の子曰く、「苦味の奥に甘さがある」。ううむ。僕のことを言ってるのでしょうか。 Google日本 何かと便利。 Wikipedia Japan 何かと便利。 以前の記事
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