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KANTA CANTA LA VITA

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2007年 04月 27日

2007/04/27 金曜日

ボローニャのシネマテーク『リュミエール』の2007年4月27日(金)上映プログラムです。

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Cineteca di Bologna "Lumière"のホームページはコチラからどうぞ。
当日のプログラムへはトップページ左上の"oggi"から。

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【第1上映室スコセッシ Sala Scorsese】
 17.30- Cinema e crudeltà ~映画と残酷さ~
       "FOOLISH WIVES"
        『愚なる妻』 
        エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督 Erich von Stroheim
        アメリカ 1922年 117分
       "TOTÒ DIMAGRISCE"
        Emilio Vardannes監督
        イタリア 1911年 8分
        チネテカ・ボローニャCineteca di Bologna所蔵プリント
        マルコ・ダルパーネMarco Dalpaneのピアノ伴奏

 20.00- Le strade dell’esodo ~国外への道~
       "TENJA"
        Hassan Legzouli監督
        フランス 2004年 80分
        オリジナル言語版 イタリア語字幕

 22.30- Uno sguardo al documentario. La finestra sul mercato
       ~ドキュメンタリー映画へのまなざし 市場へ開かれた窓~
       "NEIL YOUNG: HEART OF GOLD"
        『ハート・オブ・ゴールド ~孤独の旅路~』 
        ジョナサン・デミ監督 Jonathan Demme
        アメリカ 2006年 103分
        オリジナル言語版 イタリア語字幕

【第2上映室マストロヤンニ Sala Mastroianni/Officinema】
 19.45- 40°anniversario della morte di Totò ~トト没後40周年記念~
       "UCCELLACCI E UCCELLINI"
        『大きな鳥と小さな鳥』
        ピエル・パオロ・パゾリーニ監督 Pier Paolo Pasolini
        イタリア 1966年 86分
       "LA TERRA VISTA DALLA LUNA"
        『月から見た地球』
        ピエル・パオロ・パゾリーニ監督 Pier Paolo Pasolini   
        イタリア 1967年 31分
       "CHE COSA SONO LE NUVOLE?"
        『雲って何?』
        ピエル・パオロ・パゾリーニ監督 Pier Paolo Pasolini
        イタリア 1967年 22分
        在ボローニャ・パゾリーニ財団Associazione Fondo Pasolini di Bologna企画

 22.15- Omaggio a Paolo e Vittorio Taviani ~タヴィアーニ兄弟特集~
       "SAN MICHELE AVEVA UN GALLO"
        「聖ミケーレは鶏を飼っていた」(仮)
        パオロ/ヴィットリオ・タヴィアーニ監督 Paolo e Vittorio Taviani
        イタリア 1972年 87分
        チネチッタ・ホールディングCinecittà Holding修復プリント


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【ひとこと】こういうプログラムは本当にうれしい悲鳴です。シュトロハイムとタヴィアーニの間は、フランス映画を観るか、ピッツァを食べるかにしましょうか。ニール・ヤングのドキュメンタリーとかどうしろっていうんですか・・・。トトの40回忌もおろそかになんかできないんですよ、全く!あとね、ついでだから繰り返し言わせてもらいますが、オムニバス映画をバラさないで下さい、『イタリア式浮気』とか『華麗なる魔女たち』とか、とにかく全部見たいんです、僕たちは。40回忌のトトと、無声映画のトトは違うトトで、後者のトトはシリーズモノ・コメディのキャラクターです。しかも監督のエミーリオ・ヴァルダンネス(?)Emilio Vardannesは、ジョヴァンニ・パストローネ監督の『カビリア』で、チョイ役ながら印象的なハンニバルを演じていた彼らしいです。あのアルプス越えの野外シーンや木を境目にした合成、雪原の兵士たちの俯瞰ショットは忘れられません。

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【後記】Emilio Vardannesについて、訂正と詳細。『カビリア』の中のハンニバルは彼ではありませんでした。演じているのはEdouard Davesnesで、Emilio Vardannesは複数のエキストラ的な小役を8役ほどこなしているようです。IMDbの情報だったため丸呑みしてましたが、去年発売されたカビリア研究本"Cabiria×Cabiria"によるとそういうことらしいです。信憑性は新情報の方だと思います。

by kantacantalavita | 2007-04-27 08:19 | Cineteca Bologna


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